「ヴィオレッタ」観てきました。

2014.07.29.Tue.12:17
2年くらい前のカンヌ映画祭で招待作品として上映され
招待客も入りきれないほど話題になったこの作品、やっとこちらでも公開されました。

どこにでもいない母と娘の物語

77年、自分の娘のヌード写真を発表し、児童虐待ではないのかと
大きな議論をよんだイリナ・イオネスコの写真集『鏡の宮殿』。

その娘であり被写体であったエヴァ自身が34年たって監督したのがこの作品。

ユノアだと

わたしはこの写真集を観ていませんが、映画の中でのデカダンな撮影風景は
わたしのように薄暗いモノが好きなものにとってはとても興味深いものです。

ナチュラルなものとかほのぼのしたものやかわいいロリ系の人には
合わないかもしれませんが、人形趣味の人にはこの世界好きな人が多いと思う。

留守がちな母が自分をモデルとして写真を撮ってくれることに
はじめは嬉しかった娘のエヴァですが、徐々に母の要求はエスカレートし、
自分は娼婦みたいと葛藤し、次第に不安定になっていくエヴァ。

成長すれば、周りの子どもたちや写真を観た大人たちからどう思われているのか
悩むのは当然だし、拒否しても母さんはなかなか聞き入れてくれないし、
結果虐待と判断されても仕方ない。

ちょっと大人

この映画の制作と前後して、エヴァはイリナに対してヌード撮影などの損害賠償と
写真の返却を求める裁判をおこし勝訴しました。

映画も母イリナを自分勝手な母としてだけ描いているわけではなく、
エヴァの中で一つのケリをつけたのではないかと思えます。

映画の中でエヴァを演じたアナマリア・ヴァルトロメイが文句ない美少女!
アンティークっぽいレースのドレス(すぐ母に脱いでって言われちゃうけど)に
ウェーブのかかったブロンドのこの少女はまさにお人形です。
母を演じたイザベル・ユペールもすごく素敵だったし、ドニ・ラヴァンもいいよ~!
と、ものすごく充実した1本でした。

ちなみに、この映画、日本での公開にあたって児童ポルノにあたるとかで
引っかかったらしいですけど、え、どこが?とわたしは思いました。

* ヴェジタリアンのルシスに拍手ありがとうございます
* いつもまとめて拍手してくださる方、ありがとうございまーす!!

ブログランキング、ポチありがとうございます。
関連記事
スポンサーサイト
コメント
No title
これも気になります。
自分で自分のことを映画にしてしまうのがすごいです。
機会があれば観たいですー

白のコルセットもきれいですー
どうやったらそんな風に作れるんですかv-412私もなんとか何かを作りたいです。
くるみ様
とても面白かったです。
いろんなこと想像して多方向から見られる作品だと思いますよ~。
子どもって大人になっていくもんだ、と当たり前のことをひしししと感じます。

コルセット、自分でいうのも何ですが、
こちらの白い方はアンティークレースをちょっぴり使っただけで
随分雰囲気でたな~と気に入っております。
が、ハト目の穴が少し大きかったので、金具が取れそうなのが残念です。
p.s. ご連絡ありがとうございますね、待ってま~す!!
No title
以前、この映画の話題を取り上げられたときから、興味がありました。

今上映中なのですね。
いいなぁ。。

映画館で観たい作品ですよね。。

私はどちらかというと、お母さんの方に興味があります。。

コルセット、綺麗ですね。
背景も、とっても素敵です。
うさこ様
こんばんは、
こういったミニシアター系映画は全国一斉上映でないのが多いので、
首都圏はもう既に終わってしまっているのですよね~。

映画の中で語られているのが真実とするなら、この母イリナも
随分と心に傷を負っていると思われます。
自分の撮るものは芸術なのだと娘に理解させたいというのは
エヴァにとっては虐待になるかもしれませんが、エゴとして片づけるのは
少し哀しい気がしました。
深読みしてしまうところもあって面白かったです。

背景の布は、映画を観た後にイメージに近いものを選んで買ってきました~!!

管理者にだけ表示を許可する