「トム・アット・ザ・ファーム」

2014.11.27.Thu.16:09
ドランの監督4作品目「トム・アット・ザ・ファーム」を観てきました。

のどかな牧場が

トムは恋人であり同僚であったギョームが亡くなりその葬儀のため、彼の実家である農場を訪ねる。
しかし、ギョームの母は息子がゲイであることは知らず、サラという恋人がなぜ葬儀に来ないのかと
不満をトムに言う。

その晩、トムはギョームの兄フランシスに
本当のことは母には言わずに演技をしろ、と暴力的に強制される。

閉塞した官能的な空間に

トムは葬儀を終えると帰るつもりだったのに、母が喜ぶから、という理由で
フランシスに農場で働かされ、暴力で支配されるようになる。

なぜか村人はフランシスには話しかけず、トムは不安を覚えるものの彼に従っていく。
フランシスの過去に何があったのか。

ある日、仔牛が死んで、たまらずトムは会社の同僚のサラに
ギョームの恋人のふりをして農場に来てほしいと頼む・・・・・。

という感じでストーリーが続きます。

トムとフランシスの納屋のタンゴのシーンは
弟を亡くした兄と恋人を失った者とが、同じ人間を想い踊り、
男同士のダンスになんとなくザワザワときます。
DVなフランシスがトムの首を絞めるシーンでは官能的ですらあります。
ドランがい~んです!

トウモロコシ畑も牛小屋も、いつもならイメージは田中義剛になるんだけど、
ドランだと官能的な場所に見えちゃうから面白いよね~。

支配するものと支配されるものの間にはお互いに必要であるという愛を錯覚する。
サラの出現でガラッと変わる展開が面白かった。

なるとはね。

「ロランス」はお互いに自立した愛、こちらの作品は危うい愛(というか支配)、
わたしは「ロランス」のほうが好きかな~。
サスペンス作品ときいていましたが、サスペンス仕立ての心理劇でしたね。
ドラン監督、次の作品は「Mommy」、ゲイから離れた作品だそうで
アカデミー外国映画部門にすでにノミネートされて楽しみであります!

* 西島ショックから立ち直れた?ヴィエルに拍手ありがとうございます
* 他の記事、過去の記事にも拍手ありがとうございます

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コメント
No title
また難しそうな関係の内容ですね。
トウモロコシ畑も牛小屋も官能的。
なんか興味がわきますー

このブライスさんはどなたでしょう。ニット帽が似合っててかわいいです!!

西島ショック。パナソニックのエアコンのCMの最後のにんまりした顔をみると、胸が痛みます???
くるみ様
監督で主演のドランは俳優のほかにモデルなどもあるとても多彩な人で
この映画はそんなドランを堪能できる1本でした。

このブライスさんはニッキーラッドです。
農場で搾乳のお仕事を手伝っている設定です。

西島さん、きょう「ゲノムハザード」放送されていたので
まったり観ようと思っていたのに、
午前中に抜歯したせいかぐったり寝てしまい見逃しました。
あのCM、罪だよねぇ~。
No title
あら~。。
抜歯ですか。。
それは大変。
なかなか血が止まらなかったり…
大丈夫でしょうか。。

yukimatsuさんのニッキーちゃん、髪の毛を短くして、ボーイッシュで可愛いですよね。
以前お写真を見せていただいて、一目ぼれして私もお迎えしました。

「支配」という言葉を聞くと、望都先生の「残酷な神が支配する」を、思い出してしまいます。
うさこ様
こんばんは、
食べられないのでこの歯何とかしてください!とお医者さんに頼んだら
抜いちゃうか~と即抜歯決定で、簡単に抜けました。
そのせいか、もう全くと言っていいほど痛くないのです。めでたし。

ニッキーちゃん、いいですよね~、ほんとは今日はサロペットはかせたかったです。

わたしはこういう依存する関係の恋愛感覚には同調できなくて、
「おい、しっかりしろ!目を覚ませ!」と思いながら観てました。
「支配」という言葉にはなにか隠微な響きがありますね~。

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